もしも…

そんなある日…

疲れきって家に帰り、

私は、お風呂に湯を張り

ゆっくり入った…


あまりに疲れていたのか…そのまま寝たらしく…


夢を見た…その、夢は…

私たちがまだ小さい頃の夢…

夢の中の私は彼と白つめぐさの花冠を作っていた…

彼は
『結愛！はい、これあげる』
って、出来上がったばかりの
花冠を私の頭にのせた…

私は嬉くって
『ありがとう♪』
って彼のほっぺにキスをした…

彼は真っ赤になって
『結愛は大きくなったら俺のお嫁さんだからな…約束！！』
っていって

小指を二人で絡めて指切りをした

夢だとわかった私は思った…
私たちはこのときから未来もずっと一緒だと夢見て過ごして来てたなーって

そう思うとやけに胸が切なさに支配され…苦しくなった…


今も一緒にいたらきっともっと幸せなんだろう…

私の人生の後悔は…アノときのケンカ…
どうして謝れなかったんだろう…
どうして気持ち伝えなかったんだろ!?

このひとつだけだった…

そう思っていると…

強い光りに包まれて私は目を閉じた…
どのぐらいたったかわからない…