もしも…

欠片がつながる

自分の気持ちな気がついて…
何だか…

胸がキュッてなった…

結愛が泣いてる気がして…

そしたら必死になって探してた…

探しながら…

記憶の欠片が集まっていく…


胸が苦しくて結愛を抱き締めて愛しているって言いたくて…

結愛がどうして、俺に全てを話さなかったのか今ならわかる気がした…

結愛の性格上…

俺に無理させたかなかったんだ…

結愛は何時もそうだ…

自分を犠牲にして俺を傷つけないようにしてくれる…

何でお前ばかりが傷つかなきゃいけないんだよ

って屋上の扉を開き…

その目に結愛の後ろ姿がうつる…

俺は結愛に近づき…
後ろから抱き締めた…

その体は華奢で…
強く抱き締めると壊れてしまいそう…

覚えている…

この感触…

結愛は手で涙く拭い

『直!!どうしたの!?』
ってフワッと笑った…

『結愛!愛してるよ!!
俺は何で大切な人を忘れたんだろうな!?バカだな(笑)
思い出したよ…結愛
ごめん…辛かっただろ…』

そしたら結愛は笑って…

『大丈夫だよ…私願ってたの…

直が事故にあったって聞いてここに来るまで何度も直にメールして…返ってこなくて…

神様に直を助けてって
私が直人と一所に居たいと思ったからこんなことになったから…
一緒にいられなくてもいいから
直人をつれていかないでって…

そしたら目を覚ました直人は私を忘れていて…
願いを叶えてくれたのなら私はそれを受け入れそうと思ったの…
でも気持ちがついていかなくて…
唯ちゃんに嫉妬して…
協力しないなんていっちゃったからここで神様に謝っていたの…
ごめん…ってね』

フフって恥ずかしそうに笑った…
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