もしも…
私は目を開けた…そこは夢ではなく


実家のお風呂だった…

私は何が起こっているのかわからなかった…体はなにも変わってないように思えるが…今より少し余計なお肉がついてるように感じた…


私は慌ててお風呂から上がり…
時計を見る…時間は私がお風呂に入っていた時間から30分しかたってあなかった …

どう言うことなのか全くわからない…

どうして実家にいるのか…

どうして?

いったいどうなってしまったんだろ…

私は、
とりあえず自分の部屋にいってカレンダーに目をやる…
そこには

高校三年の8月のカレンダー…


どう言うこと…ワケわからない…

私が彼と別れたのはその一ヶ月後だった…

私は訳がわからない頭で…
眠気には勝てず

眠りについた…

また夢を見た…

今度は、彼が出て…
『後悔してるなら…
もう一度やり直そう』
とてを差し出してきた…

私はその手を迷わず握った!!

やり直せるならやり直したい…

そのあと天の声みたいなのが聞こえて

やり直し、かこが変われば多少未来は変わる…
その覚悟はありますか…
って
私と彼はうなずいた…

朝は母さんがおこしにきた…

そうだった…私はこのうちを出るまで朝は母さんに起こしてもらっていたんだった…(笑)

久しぶりの学校に私は自ずとテンションはあだかった…

友達と久しぶりに会えると喜んだ…
私ここ高校時代を思い出した…

3年生の私たちは受験や就職試験を控えているので…

夏休みも午前中は、学校に行っていた…

私は自転車で学校に、通っていた…
もちろん彼のうちは私のうちから、一軒はさんだ所だし、高校は一緒だから一緒に学校に行っていた…

久しぶりでどうやって一緒に行っていたのか考えて見た…なんだかぎこちなくなりそうで怖かった…

でも私は自転車を押して彼の家の前に立つ…
私は思い出した…

ここから彼のなまえを叫ぶんだった…
『なおー!!直人』

そう!彼は

陣内 直人
私とは、幼馴染みでもあった…
小さい頃は甘えん坊で、かわいい顔をしていたのに、高校三年ともなれば、大人っぽく…色気のある相当な男前だ!背も高く…きっと幼馴染みじゃなかったらきっと私となおは、出会っていてもこんなに親しくは慣れなかっただろうと改めて思う…

なおは、眠そうにスポーツ鞄をリョックのように背負い…自転車をついて出てきた…
あくびをしながら…
『おひゃよぉー』
って

私は笑って…
『なによーおひゃよぉーじゃないでしょ!!おはようだから』
って

直人は
私のあとをついてきた…

実際には、何年も会っていなかった…直に何て話せばいいのかわからなかった…

すぐに感覚は戻ると思っていたけど…
あまりにも12年は永く
しかも間に別れ6ヶ月は、ろくに話さなかった時が挟まってる…

そしたら直人が…
『何か久々!?ってそんなわけないかぁ…』
って…
私はドキッとした…

直人…もしかしてって思ったけど…
そのあとすぐ
『結愛今日テスト!!大丈夫?』
って笑った…

私は時を越えてきたんだから…
テストなんてこの日にあったなんて忘れていて…
『えー!?マジで…そうだったけっ?』
って
直人はわっらって
『大丈夫?昨日教えたじゃん』
って
私は『寝たら忘れるしー』
とおかしなことをいってその場をどうにかしのいだ…

学校について教科書を必死で見る…

すると直人が
『ほぃ!俺のノートのがわかりやすから♪』
って貸してくれて

そうだった…
直人は学年トップクラス何だった…
確かにこっちのが分かりやすいと…直人のノートに目をやり…

にっこり、
『ありがとう直!!』
って両手を合わせた…

何せ大事なテストだから…

直人のお陰でテストなんとか全部できた♪

今日はテストで、学校は終わった…

私は
『直帰ろー♪』
って笑った

直人は微笑んで
『おう!』
って

私たちはならんで自転車の所までいった…

そこで直が
『結愛、お前将来の夢って美容師だったよな…どうすんの!?』
って聞いてきた…

そうその事でケンカになって
何度も言い合いになったんだ…
そして私たちはわかれた、お互いの意見なんて聞こうともしないで…

私は直人に
ゆっくり丁寧に
『美容師だよ!!
今考えてるのは、働きながらの通信課程かな…
そのためにここを出たいと思ってる…』

直人は、
『どこにいくんだよ!?てか、結愛は、俺と離れても平気なのかよ…』

私は
『将来の事と、直と離れるのとは別だよ…
気持ちがあればきっと離れても大丈夫だと思うよ…』
って
昔なら言わなかった言葉をかけた…
私は肉体は高3だけど、中身が30才のおばさんだから…たてに年を取っていた訳じゃない…

なにも言わない直人に
『直は将来をどう考えてる!?』
って聞いた

直人は
『俺はなにも正直考えてないんだ…
ただ、結愛と、ずっと一緒にいたいと思ってるだけだから…』
って切なそうに言った

直人はあのときこんなこと一言もいってなかったのに…

私も聞かなかったからかも…


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