君さえいれば

〜four〜

「遠間さん」




遠野との日直の日。遠野ってば黒板も消さずに先に移動教室に行ってるし。



移動の後の授業の先生チャイムの前に教室に来るから早めに黒板消して置かなきゃいけないのに。




遠野のバーカ、バーカ。そうブツブツ言いながら黒板を消してると突然話しかけられた。



そう、それが律夏との初めての会話。




「えっ?あっはい」




黒板消しを置いて律夏を見る。教科書をギュッと握りしめてあたしを見ている。何、言われるんだろ。
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