ふたりのガーディアン
俺はシャワーを浴びた後、優月の制服を洗濯機で脱水して干し、ブラウスと靴下は乾燥機にかけた。


多分、これで大丈夫だろう。


何か温かいものでも、入れてあげようかな。


何があったかな。


姉貴が良く飲むハーブティーにしようか。


俺はハーブティーのパックをマグカップに入れ、ポットのお湯を注いだ。


さて、二階に上がろう。


階段を登り、部屋の扉を開ける。


あ、れ…?


「優月?」


俺のベッドに横になっている優月。


俺はカップをテーブルの上に置き、優月に近づいた。


ベッドに腰掛ける。


「優月。寝てるの?」


優月は完全に眠っているようだ。


それにしても…。


俺のトレーナーを1枚だけ着ている優月。


トレーナーの裾から見える脚にドキドキしてしまう。


細い脚だな…。


布団もかけずに寝てたら、風邪ひくぞ。


俺は優月にそっと布団をかけた。
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