君ノ声



「明日から、高校生、なんです」

「おお、もう高校生かいな…」

「はい、俺が高校生になれたのは、オーナーのおかげです」


「零ちゃんが頑張ったからやろ」

オーナーは優しい顔をする

「違います…あの時オーナーが…」


いいかけて、カフェに客が入ってきた


「いらっしゃい。零ちゃ…零くん、」


「わかってますよ…手伝います。いらっしゃいませ」


俺はエプロンを着けて支度をする


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