渇望男の潤いペット
一泡の恋

人と魚

「はぁ!?」

俺は思わず変な声を出してしまった…

人魚?そんなバカな!

「足、ちゃんと付いてるじゃないか?」

満月は悲しそうに微笑む

「そうですね…血が薄くなって来てるんです…私達一族は人間と交わらなければ、もう生きていけないんだそうです」

人間と交わる?

「お前も母親の影響で少しおかしくなってるんじゃないか?」

俺の一言一言が彼女を傷つけているかの様に、彼女の涙が増えていく…

「母は狂ってなんかいませんでした…ごめんなさい…もっと時宗さんといたくて、同情されるために言ったんです…でもまさか…愛されるなんて…」



彼女の顔が涙でぐちゃぐちゃになった

「まさか…本当に?」

俺が足を見ると、火傷の様に赤黒くなり、皮が剥け始めてきている…

「と、とりあえず手当しないと…冷やせばいいか?」

「いえ…水に…」

俺は急いで彼女を抱き上げ、あの部屋に入り彼女を水に入れた


信じられない!!

足がすごいスピードで回復していった…


気付いた時には、足は元に戻っていた…
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