ちょこれーとぼーい(♂)









 「雨、止まないね。」



 「…そうだな。」



 「傘…帰ってくるかな。」



 「どうだろ。」



 「帰って来なかったら弁償してね。」



 「あぁ。あれお気に入りだもんな。」





 流石伊達に17年幼馴染みをやってる

 わけじゃない。



 "お気に入り"なんて今まで1言も

 言ったこと無いのにわかるなんて。


 こう言う優しい一面もあるから

 人気なのかも知れない。




 でも涼太は私のもの。

 誰にもあげません。








 窓の外で降る雨は

 弱まることを知らずに降り続ける。


 雨の匂いは好きだけど

 帰るまでに上がっててほしいな。





 「………上がればいいのに。」




 このまま時間が止まればいいのに。

 幸せが永遠に続くといいのに。


 なんて思いながら

 志麻にぃ特製のホットチョコを飲み干した。










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