ちょこれーとぼーい(♂)










 「なんかデートみたいだねっ。」




 古市くんは私の顔を見て

 にこにこ〜と微笑んでいた。







 ━━━━…"デートみたいだね"




 ━━━…"デートみたいだね"



 ━━…"デートみたいだね。"





 古市くんの言葉が何度も頭の中で

 リピートし次第に針となり

 私の心の奥に突き刺さってくる。




 …私の初めてのデートの相手が

 "高嶺悠馬"とか…。




 他の子ならば喜ぶかもしれないけど

 私にとっては死活問題。




 このまま全ての"初"を

 高嶺くんに捧げそうだ。



 それだけはなんとしても守らなければ。







 「っで2人はどこに行くの??。」

 「……お前はどこがいい??。」





 ………どこがいいって言われても

 いきたいとこも別にないし


 そもそも

 どこに行きたいって

 答えれば正解なの??。




 経験がない私には分からない。

 







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