アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】

「じゃぁ、彩月ちゃん、千夏ちゃん
金曜日にオーシャンブルーで待ってるから」

車の窓から、少し顔を出し、私たちに告げると、
小野田さんのセダンは、静かに去って行った


小野田さん…ありがとうございました
小野田さんのセダンが見えなくなるまで深くお辞儀をした


「さ、先輩、狭いとこですけど、いきましょっ」


千夏が私の手を取り、ゆっくりと千夏の部屋にむかった
千夏の部屋に入り、リビングのソファーに深く腰掛ける


まだ、身体はだるいけど、気持ちが楽になったから、昨日までとは違い、幾分いい


キッチンでミルクティーを淹れてくれた千夏がカップを2つ持ち、
1つを私に手渡してくれた


「ありがと」


一口、口に含むと千夏が、じっと私を見つめた
首を傾げて、千夏を見ると…


「先輩…航さんに会いたくないですか?」


「……」


会いたい…


だけど、
あんなこと…あんな酷いこと言っちゃったから…
許して…もらえない…よね…


「私…航に、会う資格…ない…」


手の中のカップを見つめて弱く呟いた


「そんなコト、ないですよ…

私、さっき航さんに、先輩が解放されて、
ウチにいること伝えたら、すごく安心してましたよ…
ホントに、無事で良かったって…

でも、残念でしたっ!

航さん、今日から金曜まで京都へ主張に行ってるそうです
先輩、電話して元気な声だけでも聞かせてあげたらどうです?

先輩のコト、ものすごく心配して、心配して
眠らずに、先輩のコト探してたんですから…」


隣に座った千夏が、私の顔を覗きこみながら言った


「千夏ぅ? あんな酷いこと言ったのに、航、許してくれると思うぅ?」


カップに向けた視線を外し、千夏に恐る恐るきいてみる…


「……それは、先輩から直接聞いてみた方がイイですよ…」


私にウインクをして答える千夏。


少し、怖いけど、航の声、聞いて安心したい…





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