君がいたから。
第二章~大切な人~

急接近

チュン、チュン


「凛華!凛華!!」

いつも聞いているお父さんの声。
私は、家じゅうに響きわたったその大きな声で目が覚めた。

「何?お父さん!」

そしてそれにこたえるように大きな声でこたえた。

「オレはもう仕事に行くからな、凛華も遅れないようにしていけよ!」

「はーい」

お父さんの言葉を軽く受け流し、時計をみるとまだ朝の7時だった。

まだ、早いなぁ~

そう思い、ながらも支度をしていたらあっという間に7時半になっていた。

少し早いけど散歩しながら行こうかな?

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