王子様たちのひまつぶしっ!?
「「あ、迎えがきてる」」

喫茶店をでて、四人が一斉にそう言った。


駐車場には、黒くてたて幅がスッゴい長いいかにも高級車が四台とまっていた。

TVで見たことある。


セレブ中のセレブだけがもてるという車が四台もっ!

つい見とれていると。


「もう遅いし、送るよ宮崎さん」


後ろからふいに陸君に呼ばれた。


「えっいいよいいよ」


「え?でもそう言うわけにはいかないよ。宮崎さん女の子だしね」


あぁ~優しいなぁ。陸君。

理人君は眠いのか目を擦りながら車に乗り込んでるし。


海斗はこの後用事あって先帰るみたいだし。


確かに暗いけどまだ7:30だし、大丈夫じゃない?

「いいよ…」


「俺が送るよ」


そう言って名乗り出てくれたのは凪君だった。


う~ん。嬉しいんだけど、悪いしなあ。
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