内蜜恋愛
それは、ある帰り道。


「ねぇ?ところでどうして貴浩なの?」私と李沙で帰っているときだった。


「えっ!それは・・・・。」李沙は、黙ってしまった。はずかしかったんだろう。


少しの沈黙後


「あのね。優しかったから。」たった一言そう言った。


恋は、不思議なものだと思う。誰が何のために作った感情なのだろうか?


そんなの答えはいつまでたっても出てこないだろう。


私も気づけば好きだった。先生が好きなんて叶わない恋だと思う。


それでも、少しずつ先生に近づいていければいいと思う。


いつのまにか先生を見つけると、目で追っていたり、声が聞こえると、頭の中でリピートしたりしていた。


「今なら、李沙の気持ち分かるから。応援してるよぉ!!」明るく言った。


李沙は、下を向いていたが、表を向いた。


「うん!!」


ただひとつ問題があった。


ヒカリだった。ヒカリは、前に貴浩が好きだと噂されていたからだ。


李沙もそのことに気づいていたが、頑張ろうとしていた。
< 6 / 19 >

この作品をシェア

pagetop