内蜜恋愛
3送会当日。


毎回のように3送会当日の吹奏楽部の朝は早い。


朝早く起きて学校に向かい、支度が終わらないまま体育館に向かう。


体育館は、最近新しくした。


急いで音出しをしてみんなセッティングして練習!!


朝の会が始まる前まで練習。


「ほら、吹奏楽部教室帰りなさい!!」先生がうるさい声で言う。


「「「は~い。」」」一応みんな返事をして教室にダッシュ!!


毎回のように忙しい。


教室に近づくと、


「こら~!!早く教室入れ~!!」先生が大声で言う。


《こっちだって忙しいんだよ!!》ほとんどの生徒は心の中で言っていると思う。


「はぁ・・はぁ・・はぁ」息を整えながら朝読書。


本番____


「まずは、吹奏楽部の演奏です。」司会者のアナウンス。


《よし!!》


私が、最初にステージに上る。


席に着き、楽器を持ち調整する。


《緊張~~。》


先生が上がって礼をする。


先生が全員の顔を見回し、手を上げた。


そして、演奏が始まった。


《あぁ、一年のころは、ステージ脇で見ていたなぁ。》


あのときはただ奈月姉に憧れていた。


音楽ができる奈月姉がうらやましかった。


私は、だから奈月姉がいる吹奏楽部に入った。


そして、曲の真ん中ぐらいくると客の方を見回した。


私は、ある人を目で追った。


【中村先生】を探し見ていた。


中村先生は、一年の担任の先生が産休で代理になったので、一年のクラスにいた。


見ていると、ドキドキして余計に緊張した。





私に勇気をください。


たった一度の願い。聞いてください。


恋って臆病になるよね?どうしてだろう??


そんなことを考えていたら、曲が終わって3送会が終わっていた。
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