ヒミツの契約


―――――――――――――



「瀬那!遅かったね。結局食堂も来なかったし何かあった?」


教室に着くなり真理が駆け寄ってきた


「ううん。何もないよ」


嘘をついた


ごめん、真理


真理には余計な心配かけたくないから


「ならいいんだけど。じゃあ、授業始まるし席に戻るね」


「うん」


その後、午後の授業を受けたけれど


三谷怜也のことが気が気じゃなくて全然頭に入らなかった


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