ヒミツの契約


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「好きです…!僕と付き合ってください」


校舎裏に着いた途端放たれた言葉


「ごめんなさい」


何回も聞いたセリフに何回も言ったセリフ


嬉しくないわけじゃないけど


正直、知らない人にそんなこと言われても困るんだよなぁ…


「そうですか。ありがとうございました」


目の前の男の子は一礼すると清々しい表情でその場を去って行った


うん、これもいつものパターン


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