甘い悪魔。



こいつに苛立ってたらカタプレキシーになって、身体の力が抜けてしまう。




そしたらこいつにベッドに運んでもらわないとならない。




それだけは絶対…に…




やばい、こんな時に眠気が襲ってきた。




クソ悪魔がいる前で倒れて眠ったら、こいつに何されるか分からない。




てかこいつに頼るなんて死んでもやだ。




かすみんに運んでもらいたいけど、そんな力かすみんにありそうにないし…




こうなったら力でねじ伏せてやる。




取り敢えずこのクソ悪魔を外に追い出して…




「…こんな病人のいるところにいつもいつもやってきて、先生はお暇ですねー」




眠気が襲ってきてるせいで棒読みになってしまった。




でも眠る訳にはいかない。
ここは粘らないと。




あたしはまた誰かに迷惑をかけてしまうから。




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