五つ子は最強・最高!!
「ただいまー」

「あ、聖人さんおかえりなさい。」

スーツ姿で現れたこの方は瀬戸家の大黒柱である瀬戸聖人さん。

私たちのお義父さんである人。

実際の年よりも10歳ほど若く見える聖人さんは正直私たちと同年代に見られてもおかしくない。

朝美さんも朝美さんで美人だし。

それに童顔も少し入っているからとても綺麗だ。

美男美女の夫婦…


「聖人さん、おかえりなさい。」

雛が聖人さんに言うのに合わせて軽く一礼をする。

「ただいま、雛と華。」

聖人さんは私たちのことをみんな呼び捨てで呼んでくれる。

朝美さんは若いお母さんでいたいから!

といって私たちを「ちゃん」「くん」づけにしている。

そんな理由を聞いたときはさすがに声を出して2人の前で笑った。

「あれ、3人は?」

「あ、まだ部屋にいます」

「じゃあ俺が呼んでくるよ。」

「おねがいします」

「うん。朝美たちは夕食の準備してろよ」

「はーい。」

聖人さんは他の3人を呼びに2階に行き、私と雛と朝美さんは夕食の準備を続けた。
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