最強少女は恋をした

私は嬉しかった。

でも黒龍の総長としてのプライドもあり
『別に守られなくても大丈夫だし。』
と下を向いて言った。
説得力ないかもだけど。

雷鬼の総長様は黙った。
……やっぱ説得力なかったか…

でも雷鬼の幹部たちには、効果抜群で

「何で雷鬼に入らないんだよ!」
「そこの女は大丈夫って言ってるんだから入ろうぜ!」
「そこの女より俺らの姫を守ろう!」

お!幹部達には説得力あったね!
ラッキー☆

……ん?
誰か最後に“姫”って言った?

『…雷鬼って姫いたの?』
「はぁ?そんなことテメェに言うわけねぇだろ!」
…今私をテメェ呼ばわりした奴!
いつかボコボコにしてやる!!

「燐、どーかしたの?」

私にテメェ呼ばわりした奴の後ろから
ヒョコっと可愛い系の女の子がでてきた。

そして私に気づいたのか笑顔を見せた。……目は笑ってないけど。

…この子が姫?
…可愛くて清楚系に見えるけど…

『…この子が姫?…言ったら悪いけど…雷鬼も落ちたね。それだから全国No.1になれないんだよ。それどころかNo.3からNo.4とかに下がっていくんじゃない??』

率直な気持ちを声に出して言ってみた。
すると、雷鬼の姫さんは黒い笑顔になり、雷鬼の幹部2人は私に対して殺気を出して、もう1人の雷鬼の幹部の人と雷鬼の総長様は私にびっくりして、白夜と來は声を殺しながら笑っていた。

…正直に言っただけなのに
なにその反応……
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