俺様王子とキケンな契約!?


柄でもないオムライスがのったおぼんを持ち席についた。



すると、いっせいに群がる女たち。


「聖ぃ〜、一緒に食べようよ〜」


「ずるいぃーわたしも〜!」


「慶樹く〜ん隣座ってもいい?」



あっという間にオレたちの席は囲まれた。


「おい、慶樹。なんとかしろ」



「え〜?ヤダよ。みんな仲良く食べたらよくない?」


慶樹はオレが困っている様子が楽しいのかそんなことを言ってニヤリと笑った。


……ッチ、後で覚えとけよ


オレは代表格的な化粧の濃い女の耳に顔を近づけた。


「……今度さ、ちゃんと構ってやるから今日はおあずけな ?」


目を見つめて甘くそう囁けば女はみるみるうちに頬を赤く染めた。



「……う、うん//…ねぇ、聖ぃちゅーして?」



「……ん、こっち向いて?」



深いキスを落としてやるとうっとりする女。


「やぁだ、あたしにもして〜?」


「……ん、おいで 」



誰だってこうすれば対外のオンナは落ちるんだよ。


オンナという生き物は単純だ。






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