俺様王子とキケンな契約!?



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「理沙…どうしよ」


「ん〜どうした?」



花火大会から一週間。

夏休みも中盤、今日この日はめんどくさい学年登校日だ。



集会も終わりHRも終わり生徒たちは帰る頃、まばらになった教室の隅で理沙は念入りに化粧をしていた。


何やらこの後、男に会うらしい……



「あのね……実は……」



誰にも聞こえないよう理沙耳元で話したのにこの女は……



「はぁあ?黒王子と寝た!??」



「ちょっ!理沙っ!!」



耳元で言った意味がない。


理沙のせいで教室に残っているみんなに注目された。


さらに理沙はかなり動揺していたのか化粧品をバサーっと落とした。



「なになに?どういうこと〜?自分からキスして?そっから……キャア〜〜」



興奮したのか理沙は暴れ出した。


ああ、理沙に言わなきゃよかった。




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