俺様王子とキケンな契約!?



あたしも慌てて玄関に向かった。



「お前、まだ準備してねぇだろ。朝飯なんか作って食ってたらオレも遅刻するわ、アホ。」



「あ、そ、そっか。」



「それに、別々に行ったら同居してるなんてバレねぇしな。」



……な、なるほど。



「カバンとって。」


リビングに置いてきたみたいであたしにそう言った。


あたしはリビングに戻り神矢くんのカバンを持ってまた玄関に。



「……いってらっしゃい。」


「…おう、」



あたしは神矢くんが見えなくなるまで見送った。



なんか、新婚さんみたい……

って、何やってんだあたし。



あたしも急いで準備して学校へ向かった。






.
.
.
.
< 68 / 470 >

この作品をシェア

pagetop