ぼくらのうた



 この小説で皆さんに伝えたいことは1つだけです。

 みんな、傷を抱えて生きている。

 ということです。

 誰でも大変な目にあったことのない人なんていないんですよね。

 そのことを知ってもらいたくて、みんな暗い過去を持つキャラになってしまいました。



 私たち日本人は、とても恵まれています。

 私日本人じゃないよーという方もいらっしゃると思いますが。

 日本はアメリカとの戦争で敗れ、戦争を放棄するようになり、平和に暮らせるようになりました。

 その中で、ちゅきも偉そうなことは言えませんが、

 勉強がいや、学校がいや、親がうざい、お金がない、などの不満を持って暮らしています。

 けれど、それが不幸だと思いますか?

 世界で今、戦争をしてる国があります。

 勉強したくても出来ない

 学校に行きたくても行けない

 親が死んでしまった

 食べるものも何もない

 そんな人たちが大勢いるのに、日本は贅沢ではありませんか?

 自分のことしか考えてないんです。

 自分が1番辛くて、可哀想だと思ってるんです。

 甘ったれないで下さい。

 私たちは幸せです。

 苦労してきた人ほど、いい人になれます。

 苦労はするべきです。

 それを乗り越えて、やっと幸せになれるんです。



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