【完】君に贈る歌

◇*The past  罪







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頭が痛い。


君の歌を聞くと頭が痛くなる。



どうしても、君の歌声を受け入れられない。


いや、受け入れているはずだ。

だって君の歌声は、

俺の心を捕まえて離そうとしないんだから。




だけど、心が苦しくなる。






決意したはずなのに。


何が罪だ。

何が洗い流されるんだ。

忘れ去りたい過去だろ?

罪なんて背負う必要ない。


必要なんて・・・ないのに。



そんなの俺の想像だろう。

妄想の世界だ。






俺はきっと君の声が───。



君の歌が───。




君のことが───。






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