彼が彼女を連れてきた~秘めた思い~

彼と彼女

それなのに……

どうして?


「ルナ、彼女を紹介するよ」


なに照れたように笑ってるの?


「はじめまして、ルナちゃん」


彼は、そう言った彼女に向かってはにかみ、そそして優しく肩を抱いた。



いやだ。

いやだいやだ。

その手は、その目は、その笑顔は

私だけのものなんだから。

他の人に笑いかけないで。

他の人に触れないで。

< 3 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop