こちら、なんでも屋でございます【2】
006



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『ねぇ、聞いた?隣の家の娘さん……目の色が違うらしいわよ』
『そうなの?』
『そうそう、しかも…右目の瞳孔が青色で左目の瞳孔が赤らしいわよ…気味が悪いわね』
『うちの子とは遊ばせないようにしましょう』
『そうね、うちの子も…』



小さい頃の記憶はわずかしかないけど…好奇の目を向けられたことは鮮明に覚えている。幼い頃自分の目が大嫌いだった。青と赤とそれに黄緑色なんて気味が悪い。
親戚からも両親からも避けられていた。



いつしか私のあだ名は



『悪魔の生まれ変わり』



だった。



小学校に上がった時、私は当然ながら友達が一人も出来なかった。
机には心ない言葉が書かれていた。



キモイ


悪魔


死神


悪魔は消えろ


死神なんていらない



私の心はズタボロに崩れていった



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