こちら、なんでも屋でございます【2】


「う~っ、寒いっっ」

綺羅は寒さで目が覚める。
ここは「なんでも屋」。
依頼を受ければどんな仕事をこなす。
それがうけてきて、最近では依頼の数が増えていた。

「レイン、リモコン何処~?」
「んーっ」

彼女はレイン。
悪魔と死神の血が混ざったハーフで、見た目は人間だがその能力と力は最強と呼ばれる魔王並みである。

あべこべな組合せの二人だが、チームワークはいい方である。

「続いてのニュースです」


薄暗い事務所内にニュースのアナウンサーの機械みたいな声が響く。
キャスターは真顔でいつもと同じ灰色のスーツを着ている。


「また通り魔事件、か」
「しかも、今回で七回目」
「犯行現場は比較すると人気のないところ」
「……計画的な犯行だな」
「ねぇーねぇー、レインも気おつけなよ?レインは可愛いんだから」
「大丈夫、外ではフードをかぶってて逆に私が職務質問されるぐらいだから」
「それって…何てフォローすればいいのかな?」
「フォローだと?」

『被害者は都内の会社に勤める中田和美さん29歳と思われます。警察の調べによりますと中田さんは会社から帰宅途中を何者かに背後から刺され死亡したと思われます。警察は現在、同一犯の疑いを視野に捜査を進めています』




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