こちら、なんでも屋でございます【2】
010



「…あッ…」
「レイン!!」
「ごめ、ん…綺羅……も、うダメ」
「レイン!!!!」


レインは俺の目の前で倒れた。
助けたいのに身体が言うことを聞かない。
ましてや段々と意識が薄れている。

沙羅は何処だ?
セシルは何処に?


薄れていく意識の中俺は必死に助けを呼ぶ。





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