【短編】あなたの隣で目覚められたら。
シャワーを浴びながら、この後のことを考えていた。
私たちは一応、いい歳の男と女なわけで。
…そういうこともありえる。
…意識しちゃだめだ。
湯船に浸かりながら、自分の身体をまじまじと眺めていると、なんだか悲しくなってきた。
身体のところどころに、確実に老いを感じる。
弛んできたかな。
数年前まではいくら飲んでも食べても太らなかった。
でも、最近は体重が増えるというよりもすぐに身体に脂肪となって現れている気がする。
お腹まわり、二の腕、太もも。
胸は辛うじてまだ頑張ってくれている。
…鍛え直そうかな。
「はぁーーー」
思わず溜め息が漏れた。
…逆上せそう。あがらなきゃ。
着替えてバスタオルを被り、髪を乾かそうとしたが、ドライヤーが見つからない。
「孝二くん、ドライヤーってどこにある?」
「あ、すみません。今出します。」