【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
あの時朝陽くんと私の間に一線を引いたのは私。
今更朝陽くんにもう一度
“勉強を教えてください。”
っていうのは凄い勝手だと思う。
私が勝手に離れて、勝手にまた頼んだら、
それこそ朝陽くんに見放されちゃいそう。
それでなくても、あの時、
朝陽くんは困った顔をしていた。
突然、もう来なくていいとか言ったから。
でもそれは、
大学受験を控えた朝陽くんのためであって。
私も私なりに
朝陽くんに迷惑のかからない方を選んだ。
ほんとはずっと傍で勉強を教えて欲しかった。
補習の帰りは一緒で
お昼を食べたり。