花びらの舞う冬
────そんなのやだよ。
「‥‥‥え?」
夢?いつもの夢なのか?
そこははらはらと雪が降っていて、
イルミネーションの光に反射してキレイに輝いていた。
それは儚くて、
不思議と涙を誘われる。
「だいくん。あたしここにいるよ」
でも、目の前で彼女があまりにも泣いているから、俺は涙を流せなかった。
なんで、こんなに痛いんだ。
ただのキレイな冬の景色なのに。
知らない人が泣いている、それだけなのに。
なんで、こんなに────痛いんだ。