flowergirls library Ⅱ
「蒼。助太刀してあげるわ!」
「わ、私も!がんばります!」
「シグナ!メアリー!・・・・ありがとう!」
走れ!走れ!
皆、僕のために道を作ってくれた!
「チィィッ!小賢しい!ムカつくムカつくムカつくぅぅぅぅ!!!!」
ザァァァァァ!黒い陰が増えて襲ってくる。
「れーちゃん!」
「OK!案内人さん!」
ダッ!
「とぅら!」
ドゴォッ!
「うら!キリキリ走れ!蒼!」
「うん!」
走れ!
ユウイは目の前だ!
「きぃぃぃぁぁぁぁぁ!」
ゴウッッッ!
パリィィィン!
頭の上からガラスの雨が!
「あっ!ユウイが外に!」
「蒼!」
「紫苑!?」
「俺に捕まれ!」
「え?」
「良いから!早く」
「え?」
「え?いや、捕まれって・・・・」
「どこに?」
「早くしろ!見失う!」
取りあえず、僕は紫苑の手に捕まった。
「行くぞ!」
次の瞬間、
僕の体は
宙に浮いていた。