flowergirls library Ⅱ

紫苑side

蒼が帝の元に連れてがれて、

3日がたとうとしていた。

「・・・・蒼、遅いね・・・・」

縁側で雪は足をブラブラさせていた。

「・・・・そろそろ行く」

「・・・・どこに?」

「蒼のとこ」

「あたしも行く」

「駄目だ。お前が捕まったら、元も子もねぇ」

「じゃ、その石の中は?」

偶然下げていた、予備用のネックレスを指差した。

「・・・・わかった。入れば?」

俺は雪を石の中に入れて、雪の体を(蒼が作ってくれた)四次元袋に入れて、帝の屋敷に忍び込んだ。









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