シルバーブレット
大乱闘は桜吹雪の様に
「なっ!!!」



突然煌に突っ込まれ、予想外のことに烏田切はよろめく。



「……っ、この女……!!」



烏田切がよろめいたことで、烏田切の体が当たり外国人達は倒れ込む。



「離せ!!」


「離せと言われて離す奴がどこにいんだよっっ!!」



拳銃を奪おうと煌は烏田切と揉み合うが、烏田切も奪われまいと必死の抵抗でなかなか上手くいかない。



「(あの馬鹿っ!!)」


「志麻さんどうしましょう!?」



煌が行動に出たことで待機していた隼弥や瀬羅は、内心パニックになる。



「動くな、応援はまだだ。」



飛び出しそうになっている隼弥を抑えつつ、叫びそうになるのも抑え志麻は小声で制す。


その間にも、煌と烏田切は揉み合っている。



「何を突っ立っているんだ!この女をなんとかしろ!」


「ちっ。てめーらは邪魔なんだよ。」



烏田切に言われ外国人達は煌を引き剥がそうとする。

羽交い締めされそうになりながらも、烏田切ごと体を振り回し煌は捕まるのを防ぐ。
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