シルバーブレット
「扇崎さんに恨みを持つ人物に心当たりないですか?」


「恨みねぇ…。サツに恨み持ってる奴なんてごまんといるんじゃねぇの?それこそ昔の俺みたいに、注意されてた奴らとかな。」



作業の手を止めずに淡々と答える秋に、志麻は疑問に思った事を口にする。



「えらく他人事みたいに話すなぁ?昔からの知り合いの上に今は義父だろ。少しぐらい悲しんでやってもいいんじゃないのか?」




「………あ?」



「し、志麻さんっ…」



挑発する様な志麻の言葉にそれまでの雰囲気とは打って変わり、苛立ちを隠そうともせずに志麻の胸ぐらを掴み声を荒げる。



「悲しんだらどうにかなんのか?泣き叫んだらオヤジは生き返んのか?どうなんだよ!?なぁ、答えろよ!!」


「…くっ………」





「!ちょ、秋さん何やってんスか!?」



「いくらなんでも手出しちゃマズイですよ!」



紅葉と梓凪が、掴みかかっている秋を慌てて志麻から離す。



2人の側を見ると修理に使う工具類があり、それを取りにいっていたらしい。
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