スレイブプリンセス

食堂の周りじゅうに笛の音が響く。

そして、鳴り終えたのと同時に使用人たちがバタバタと倒れていった。

ラスフォールは膝を立てて倒れていなかった。



嘘…。なんで、倒れないの?


ラスフォールが口を開くのと同時にビクッとする自身の体。

「その笛…俺を避けるための笛だな…」

息は切れてるもののまだ意識はあるみたいだった。

「な、なんで……」

「それはこっちのセリフだ…。」

私は後ろへ後ずさりする。

ラスフォールの私を睨む目が怖い。

…これじゃあ、私が悪者みたい…

こんなことやりたかったわけじゃない…

ただ自分の身を守りたかっただけなのに




< 117 / 134 >

この作品をシェア

pagetop