危険なキス
 
うずめられた首元に、一瞬ちくりと痛む。


「マーキング」

「……っ!!」


先生が指さした首筋には、赤い内出血の痕。

ガラス棚に反射する自分を見て、思わずそこを手で隠した。



「せいぜい、クスノキクンに見つからないようにな」

「……っこの……最低セクハラ教師っ!!」



いったいいつになれば
このセクハラ男から解放されるのだろうか……。
 
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