君がいないと落ち着かない

俺を見ろよ


もうすぐ、3学期の期末試験がある。
まだ何週間か残っているが、あっという間に終わってしまうだろう。
「勉強してる?」
「ご飯食べてるときに言うなよ」
「ごめん」
忍は唇を尖らして言うと、落ち込んだ風に林が謝って、河崎が鼻で笑った。
席替えをして、忍は真逆の廊下側の列の後ろから2番目になった。
隣は河崎で、林は真ん中の一番前の席になり、れー子は窓側から一列手前の真ん中らへんになった。
お昼は近くて簡単な、忍と河崎の机をくっつけて、林とれー子は椅子を持ってきて食べている。
「お昼だけが憩いだよな」
「分かる」
母の作った弁当を噛み締めながら忍が言うと、れー子がパンを食べながらノッた。
「河崎さー、彼とのメールは食べ終わってからにしなさいよ」
河崎みて、向かって右の林が携帯をしまうように促すが、頬を膨らますだけで携帯を手から離さない。


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