オフィスラヴ-鬼上司の対処方法ー
「お前…俺の義理の妹と会ってみないか?」

「俺に紹介するのか?俺のコトはよーく知ってんだろうが」

「知ってるよ。でも、お前しか巴のタイプに該当する男が居なくて・・・」

「お前が居るだろ?」

「俺は…義理の兄だ。それに今は仕事に集中したい」

「…まぁお前の義理の妹には興味あるし…会ってもいいぜ」


「そうか…なら今夜…紹介してやるよ」

「!?」

俺は腰上げて、奥のテーブル席で待っていた綾部を呼びに行った。


「悠真を紹介してやるから来いよ。巴」

「でも・・・」

「俺が骨を折ってやったんだ。甘えろっ」

俺は頑として動かない巴の右手を掴んで、強引に立ち上がらせた。




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