オフィスラヴ-鬼上司の対処方法ー
家庭的な綾部にドキドキする。


俺は褒め言葉で『早く寿退社した方がいいタイプだ』と言ったのに。


綾部には褒め言葉には聞えなかったのか、泣き出す始末。


「綾部…俺は悪いコトを言ってしまったようだな…」


「別に…部長が悪いワケではありません…気にしないで下さい…」



オフィスでは俺に何度怒られてもめげなかった綾部。


彼女はずっと…心の中では凹み泣いていたかもしれない…



「綾部…お前も食べろ」



「あ、はい…部長」


綾部もコーヒーを啜り、程よく焼けたトーストを齧った。



「あれ?」





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