ずっと、あなた。

美鈴side

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―私と手越が初めて話したのは
高校2年の冬


奇跡的に席替えで
手越と隣の席になった


数学が先生の都合で自習の時間になり
私は落書きをしていた



手「ね、何書いてんの?」


「ちょっ…見ないで」


ノートをのぞき込んでくる手越
私の心臓はバクバク




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