ホントに大切なもの☆
私が一番守りたいと思ったモノ
そして、言われた店に降ろしてもらい中へ入ると舞央さんは、既に来ているらしく店の人が案内してくれた
そして個室へ案内され、中に入って「遅くなってすみません!」と私が謝ると舞央さんが「かまへんで!俺も今来たとこやし!なんか飲むか?」と言うので「じゃ、コーラで!」と私が言うと舞央さんが「コーラて…(笑)」と突っ込んできた(笑)
私は、「炭酸大好きなんです(笑)」と言い舞央さんは、飲み物と料理を適当に頼む

するといきなり舞央さんが「で、何に悩んでんねん?」と言うので私は、「いきなりですか?(笑)」と言うと舞央さんが「その為にココおるんやろ?(笑)で、明希は、何しよったん?」と訊いてきた

私が「何もしてないと信じたいですが…美雨さんとBlack Butterfly時代から仲が良いのは本当なんですか…?」と聞くと舞央さんが「美雨の事か…なんも聞いてないんか?」と言ったので私が「聞きました…"仲が良かった"って…でも… 美雨さんの事を訊くと様子がおかしくて…今日たまたま初めてお会いしたんですけど…明希は、私と付き合ってる事言ってないみたいなんです…」と言うと舞央さんが「そっか…俺から言うていいのかわからんけど…来瞳が今、不安に思ってる事は当たってるで…」と言った

私が「えっ…じゃ…明希と美雨さんは…」と言うと舞央さんが「付き合ってたで…」と言い私は、「そうですか…」と言った

すると舞央さんが「でも昔の話しやしな!今の女は、来瞳なんやし堂々としとけ!」と言ってくれた

でも私は、不安で仕方がなく「でも…美雨さんは、今でも明希が好きだと思います…明希から貰った物を今でも大切にしているみたいだし…連絡も取り合ってるみたいだし…」と言うと舞央さんが「あっ…この前美雨に明希の番号聞かれたわ…」と言った

私が「明希も…まだ美雨さんの事、好きなんですかね…」と言う

そして運ばれてきたコーラを飲み干す

すると舞央さんが「それはないやろ…別れた原因あいつの浮気やで?」と言いビールを飲み干す

私が「浮気ですか…」と訊くと舞央さんが「あいつはモテるからな…もう長いんちゃうの?」と訊いてきた

私が「もうすぐ3年?になります…」と答えると舞央さんが「長いな…一緒に住んでるんか?」と訊いてきたので私は、「はい…」と返事をした

すると舞央さんが「てか、そんなんで悩んだりするんや…意外やわ(笑)」と言い出した

私が「それどういう意味ですか!」と言うと舞央さんが「いや、普通の女やねんな…って意味!(笑)」と言った

その言葉に私は黙ってしまった…

「俺、変な事言うた?」と舞央さんが訊いてきた

「私って…おかしいですか…?」と訊くと舞央さんが「ん?なんて?」と聞き返してきた

私が「最近思うんです…明希と一緒にいればいる程"普通の女の子になりたい"って…この仕事をしてる限りあらゆる物が縛られていく…いつか…私だって家庭も持ちたいし…子供だって欲しい…でもそれは、明希じゃないと意味がないんです…そう思うのっておかしいですか…?」と訊くと舞央さんが「おかしくないで…そう思うのは普通やろ?」と言ってくれた

私は、そんな舞央さんに「話して少しスッキリしました…今は私を見ててくれると信じます…」と言うと舞央さんが「そうや!来瞳が信じたらな誰が信じるねん!ほら、もっと食べぇ!」と励ましてくれ、その後は、音楽の話やBlack Butterfly時代の話をしてくれた

数時間後に店を出た

時間も遅いせいか人は余りいなかった

舞央さんが「酔い冷ましに送ったるわ!」と言い私は、「ありがとうございます!私も久々に歩きたかったんです!」と言った

すると舞央さんが「そんな事も縛られてるんかいな…頂点にいるのも大変なんやな…」と言いそして2人で歩き始める

「この仕事をしてる人は皆一緒だと思ってました…大きくなるのは夢だったけど、それと引き替えに沢山の事を犠牲にしなきゃいけない…だから辿り着くと地位とかお金なんてどうでもいいとさえ思ってしまう…"夢"なのに…嬉しいのに悲しくなります…」と私は、言った

すると舞央さんが「そっか…俺らも売れたら引き替えに好きな曲作れんかったもんな…なんや…悲しいな…」と言った
< 25 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop