Street Ball
喜びと敗北感
此処が賭バスケだろうがなんだろうが、俺にとってはどうでも良い事だ。


バスケの出来る空間…それが在れば、何も言う事は無い。


前屈みになり、バッシュの爪先を触る。


無意識だったが、癖というものは中々抜けないものだと苦笑いが零れた。


センターのトライアングルを中心に、小刻みに動き回る翔。


オフェンス時にゴール下に三秒以上居るのは、ルールにより禁止されている。


俺の体格的と利き腕から、右フォワードがベストポジションなのだが、卓が左フォワードを務めているらしい。


大人しくガードの位置に立ち、卓からの真っ直ぐ伸びてくるチェストパスを貰う。
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