そしてまた、キミに。
「どうしたん?」
「ピアスがないっ…」
「ピアス?」
「朝してきたのに
片方だけになっちゃってる」
「どっかに落としたんちゃう?」
「…どこに落としちゃったんだろう」
いつどこに落としたのか全く憶えがない。
すごく大切なものなのにっ…
「さっきの場所戻るのもな〜。
アイツらおったらアカンし」
「そうだよね…」
もう戻りたくない。
でもあのピアスは、、
「そんなに大事なものなん?」
「…晃にもらったの」