そしてまた、キミに。

生まれた気持ち。

【亮side】


たくさん空気を吸って気合を入れた俺は
午後からの授業のため教室に戻った。


「あ。」

俺の隣の席には、さっき屋上で会った
坂口さんが座っていた。


そういえば宮本先生が

『清水君の席は坂口さんの隣…
あれ。坂口さんまだ来てないのか。』

って言ってたっけ。


隣やったんか。

なんか嬉しいな。



席につき、坂口さんに話し掛ける。


「坂口さん、隣の席やってんな。
改めてよろしくな!」



ぼーっとしていた坂口さんは、俺の声に少しだけ驚いてゆっくりとコッチをみた。


「あ。さっきの…」


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