そしてまた、キミに。
Chapter4

ヤキモチ。

【愛子side】



二学期が始まってから約1週間。

夏の暑さはまだまだ収まる気配もなく、
ジリジリとした暑さが続いている。





ーー『あのね。私…先生がーー』



先生とは、あんなことがあってからギクシャクしてしまうんじゃないかと心配していたけど、全然そんなことはなかった。

先生が以前と全く変わらず接してくれたおかげで、その後に4人で行った花火大会も
緊張することなく思いっきり楽しめた。

でも、あの日のことはなかったんじゃないかと思うくらい変化が無くて…それには少し戸惑いも感じている。



「本当に告白したのかな…私」

確かに肝心なコトバは言えてないけど…


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