顔をあげて
私は静かに散らかった自分の部屋にもどり、部屋の窓から空を見上げた。

『一樹…礼羅どうしたらいい?…またあいたいな…』



私は夕方まで寝て笑い声がするリビングに向かった。私が部屋に入るとさっきまでの笑い声が嘘かのように静まり返った。



お母さんは怯えたように顔をそらした。兄は可哀想なものを見るかのように私をみつめる。



こんな風にしちゃったのは礼羅なんだね。

一樹のお陰で前に進めるきがしたけど錯覚だったのかな。。

居場所がないよ。。
< 30 / 96 >

この作品をシェア

pagetop