顔をあげて

友情

理沙のデート当日。
私と理沙は学校が終わって待ち合わせの駅で待っていた。
念入りに鏡でチェックしてる理沙の横で私は制服のブレザーのポケットに手をつっこんで「さみ~」を連発してた。


すると駅の入り口からいかにも柄の悪い兄ちゃんがこちらに歩いてきた。

『おいおい、まぢあれじゃないよな。』と私は内心焦ったが隣の理沙はルンルンで兄ちゃんたちに手をふっている。



『帰りて~(泣)』
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