最低男との結婚

独占

そして、電車通学が
再び始まった。


恥ずかしいラブシーンを見せてしまった
亜子には
かなりの時間を要したけれど
きちんと説明して・・・



「優奈サイテー・・」


なんて責められて大変だったけれど・・



「優奈が、あんな
ヤンキーくんが好きなんてね~」


いや、大輔の場合
ヤンキーって年じゃ
ないと思うけど・・・


そこは笑って済ませた・・。


学校帰りに、
大輔の露店に寄り
6時くらいまで一緒に店にいて

「先に帰っとくね」


「あぁ、寄り道すんなよ」


「うん、頑張ってね」


そう言いながら

先に帰った私は

大輔の為に、
美味しいごはんを作って

今か今かと

ベランダへ身を乗り出すように
外を眺めている。


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