最低男との結婚

予想通り・・・

大輔が、家に来るという日の前日・・


「お母さん、あのさ・・・」


晩御飯の後片付けをしてる中、

手伝いながら、話を切り出した。


「んー?どうしたの?」


「会ってもらいたい人がいるの」



少し、震える声で

切り出した。



食器を洗う手が止まり
私の方を見ている
お母さんの顔を見ながら



「明日・・・夕方来るから
会ってもらいたいの・・」



「え?それは・・・・
女の子?」



お母さんが
動揺してるのが
痛いほど分かる・・・


「付き合ってる人・・・」


「まさか・・・・
妊娠したとかじゃ・・・?」


「え?ち、違う!
そういうのじゃない!」


そうだよね・・・

たしかに、そう考えるのが普通だ・・。






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